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2011.11.25 Friday ... - / -
#そうして、僕らは夢を見る
 渡り鳥になりたいんだ。羽根の重み−夢、期待、現実、失意−にも、北の冷たさにも、南の暑さにも怖じけづかない勇気を持つ、鳥に。
 僕らは生まれたときから空を2つ持っていた。大地も2つ持っていた。 
 その事実はしばしば困惑をもたらしたし、時には怒りさえ湧いてきた。
 過去、自然物を人工的に弄んで、現在、尻拭いに駆けずり回るなんて、馬鹿げている。真実、空は1つだし、大地も目に見える形で分断されてはいない。ほら、こうして。
 しかしながら、今でも大人は見えない境界を目にして、それを越えられない。僕たち子供はただただ事実の前に圧倒される。
 本当は、黄砂だろうが光化学スモッグだろうが構わないのだ。鳥なんて、格好つけてみただけで実際は、たったひとつの海を、たった数度の経度をやり過ごすことができるなら。
 人間なんて無力で臆病な生物以外になれるなら。君の元へ、行けるなら。なんでも、なんだって、いいんだ。
 
 僕の夢を聞いて、尋ねた君は、笑った。
 全てを許すように。全てを諦めるように。全てを慈しむように。
 免赦はもっとも崇高な復讐だ。
 その笑顔には、言葉なんて腐り落ちかけたナイフでは到底持ち得ない意味が、価値が燦然と存在していた。
 河の対岸、君が笑う。
 「世界の真理は、ここにあるのよ。」
 指差された僕の心臓。咲き誇る色とりどりの花、舞い落ちる桜。
 連なる車のヘッドライト、霞む月。フラッシュバックする記憶に抱かれて震える君の声に溺れて、それでも僕は足元の漣に囚われて動けない。
 もう、必要ないのだ。鈍く光る拳銃も、心ない謝罪も。
 理屈ではない、その言葉の前に、憎むべき過去は死んだ。残ったのは淡々とした、史実としての過去のみ。 
 だけど僕はどうすればいいのかを知らない。
 愛し方の代わりに、武器の構え方を学んできた。ラブストーリーの代わりに、悲しい歴史書を読んできた。それを虚しいと思うことすらなく。それに疑問を抱くことすらなく。与えられたものを受け取って、規律に縛られた生活を送って、自嘲のための笑い方を身につけて。
 今、心臓が大きく波打つ。
 畜生、誰もこんな想いの、願いの、対処法を教えてはくれなかった。
 僕は今、痛いほどに生きている。そして、君も。
 それが苦しい。それが嬉しい。それが愛しい。
 この両手は、人を殺めるためじゃなくて。この口は、人を傷つけるためじゃなくて。
 
 「ケンチャナヨ(大丈夫)」
 その一言に、どれほど助けられたことか。後押しされたことか。どこかの錠前が外れる音が僕の中で、微かに、確かに、聞こえた。
 そうして僕は君に向かって一歩踏み出す。物理的には小さな、精神的には大きな、とても大きな。 
 いつだって同じ空の下にいた。いつだって同じ大地を踏み締めていた。 
 希望が虚妄ならば絶望だってそうだろう!
 勝手に信じた不幸はごみ箱に捨てる。勝手に信じた幸福は宝箱に仕舞う。
 諦めた未来が手に入ることは、絶対に、ない。過去は変えられない。
 背負わなければならないものだ。明日は誰のものだ。僕らのものだ。
 消せない傷跡は、痛みを思い出させるけれど、痛みを知っているから、優しくなれる。
 きっとこの優しさに、いつか足元をすくわれてしまう。でも僕らは弱い生き物だから、辛すぎる現実に負けてしまいそうになるから、ちょっとくらい甘えなければやっていけない。 
 全力で笑うため。全力で、生きるため。
 人間なんて無力で臆病な生物だ。
 だけどそこにも、踏み躙られてはならない、命が、物語が。
 僕らは、夢、期待、現実、失意、そういったものに潰されそうになりながらも、ただ一言に縋り、ただひとりを愛して。
 自分たちでしか掴めない、自分たちが欲する、未来のために、虚勢を張って、震える足で、それでも君に、会いに行くよ。
 御託はいらない。不器用で構わない。さあ、走れ!

*****
砕かれた約束を契り直そう
 
2007.07.16 Monday ... comments(0) / trackbacks(0)
#海深く泣きたい 空高く笑いたい
もう二度と誰も一番にしないし、誰の一番にもならないと決めた。決めたんだ。
そうすれば傷つけないで済む。傷つけないで済めば傷つかないで済む。

「寂しいね」と言われれば、「そうだね」と答えるしかない。
「不実だ」と言われれば、「そうだよ」と答えるしかできない。

ずるずると引きずりながら歩いている運命はもう、泥だらけだよ。
それでもわたしは生きるんだ。
大切にしたい人が一人じゃなきゃいけないなんて。誰が決めた。
わたしの「大切」はレンガみたいな固形物として心の中に、無数に、あるのだ。
出会ってきた相手の分だけ作られる部屋の中に、それを置いてきた。
レンガは歪な形をしていたって、体積は、きっと一緒。
そう思い込みたい、これからも。そう思い込んできたのだ、今までも。

わたしは一番でなくていい。
弱い姿を曝け出せるような、手軽な女で構わない。
愚痴をぶつけられるような、都合のいい友達で構わない。
だからもうこれ以上、あたしを無力の前に蹲らせないでよ。
しんどかったら、しんどいって、言っていいんだよ。
いっぱいいっぱいになってしまう前に、溢れてしまう前に、崩れてしまう前に。
わたしの前では、格好良くなくて、いいんだ。
一番じゃ、ないんだから。
「特別」の重みを、わたしはもう背負えない、と、信じてしまっている。
寂しい生き方なのかもしれない。
不実な信念なのかもしれない。
でも、大切な人たちに虚勢を張らせてしまうよりは余程、(わたしが)傷つかないで済む。

「誰より虚勢を張っているのは君だよ」と言われて、少し泣いてしまった。
どうしてこうも上手くいかない。
滑り落ちそうな涙を飲み込んで、心が痛んだ。
ああ、もう、見られたくない涙を隠す部屋は、どこだったかな。
2007.04.22 Sunday ... comments(0) / trackbacks(0)
#骨まで冷たい
口にしたら、その口にした回数だけ、それが真実として確定されていくようで、どうしようもなく、さみしい。

半身をもがれたような痛みとは、このことを言うのだと思った。
人間としての最低限の生活を営むことさえままならない。
本を読んでも。音楽を聴いても。布団に潜っても。
あの子のしたためた手紙が過ぎって。あの子の謝る声が頭の中に響いて。あの子の寂しさを考えてしまって。
とまらない、おわらない、なみだ。
何か食べなきゃ、と、口に運んだところで。欲しくもないものを受け入れてくれるほどわたしの身体は親切ではなく、一口二口で、食べられなくなってしまう。砂を噛んでいるような気がするのだ。お陰で、トイレとお友達。


永遠のさよならじゃ、ないんだよ。

わたしも、あなたも、生きているんだから。
どこにいるとしたって、同じ空の下にはかわりないんだから。
広い世界を見るべき子なの。枷には、なってはいけない。なりたくもない。
なのに、忘れられたくない。切り捨てられたくない。
こんなわたしを「かけがえのない存在」と呼んでくれたあなたを。
悲しませたくはないのに。困らせたくはないのに。
どうしてだろう、なみだが、とまらないんだ。


表現することでしか呼吸できないくせに、今はそれさえできない。

ことばはいつだって上辺をなぞるだけだ。薄っぺらくて、陳腐で、非力で。
エネルギータンクがマイナスに振り切れているような感じ。充電の仕方が、わからない。
会って、抱きしめて、抱きしめられたい。
でも、そんなことしたら、もっと痛いだけなのは、わかっている。
だいすきなのに。だいすきだから。
ちゃんと笑って、ちゃんと送り出してあげなくちゃ。
わかってる、ぜんぶ理解してる。
心から応援してる。祝福してる。
一つ年下のあなたは、「一緒にいられなくて、ごめんなさい」と、泣いた。
泣かせてしまうのは、悲しい。
だって、あなたの夢のためでしょう。未来のためでしょう。あなたが頑張った結果でしょう。
そこは謝るところじゃないんだ。それは裏切りなんかじゃないんだ。
泣きながら言ったところで、説得力なんか、ない。

また、会えるよね。
また、笑えるよね。
大丈夫、だよ。


永遠のさよならじゃ、ないんだから。
2007.03.14 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(1)
#no title
「枯渇に満たされてしまう僕でも?」
「それならあたしがそれ以上の愛で満たしてやるよ」
2007.03.10 Saturday ... comments(0) / trackbacks(0)
#no title
「もう進めない」と認めてしまうことほど、愚かで、惨めで、淋しいことはないのだと漠然と信じている。
2007.03.10 Saturday ... comments(0) / trackbacks(0)
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